長野県天然記念物 【笠取峠の松並木】 AM09:48
この峠道は 近世五街道の一つ中山道の笠取峠である。 徳川政権は、関ケ原の戦い後の慶長六年(1601)東海道に伝馬制を実施し、翌七年には中山道などにも着手した。
慶長九年幕府は諸街道の改修、一里塚の設置とともに街道筋に松や杉を植えて並木をつくらせた。
笠取峠は雁取(かりとり)峠とも呼ばれ、慶長二年(1597)に設けられた芦田宿と、およそ一里半(約6キロメートル)の距離隔てた長窪宿の間にある。
笠取峠の松並木は、小諸藩が幕府から下付された数百本の赤松を、近隣の村人とともに峠道約十五町(約1.6キロメートル)にわたって植樹し、その後も補植を行い保護・管理を続けてきた。歌川広重の「木曽街道六十九次」芦田宿に描かれている中山道の名所である。
長歳月の間、風雪に傷み枯れ、大正十三年(1924)長野県の調査によると二百二十九本があった。 昭和四十九年(1974)長野県天然記念物に指定された。
現在は、百十本である。立科町が笠取峠の旧街道の整備と松並木の保護に努め、往時の姿をとどめている。
平成五年三月 立科町教育委員会
【保科五無斎歌碑】
【松並木公園案内】 AM 09:52
【牧水歌碑】
【復元された金明水】 江戸時代、笠取峠の茶屋小松屋にあった二つの名水のひとつである。
AM10:08 国道142号にでて、笠取峠までなだらかな坂道がしばらく続くよ。 これが結構疲れるんだ。